もんか話「その1」を読み返してみたのですけど、なんだか痛々しいですね。セクハラを受けたことに対してというより、そのことについてがんばって書いている自分が痛々しい。
でもきっと、書くことに意味があるのだろうなと信じて、先に進もうと思います。
今回は、送別会でのエピソードです。わたしのもんか勤務の最後の方の話になります。ちなみに、これは「課」の送別会でしたので、その1にでてきた「課長補佐S氏」もいました。しかしながら、今回はまたS氏とは別の人から受けたセクハラ被害についての話です(S氏とはこの会では全く話しませんでした)。
この送別会では、わたしは、退職するということで「送別される」側の人間でした。年度終わりでしたので、この他にも、異動や、もといた勤務先に戻るなどで送られる立場の方が数名いらっしゃいました。
慣例として、送別される人は、花束と記念品を課の中の誰かから貰いうけ、その人と一緒に写真に写る、という流れになっていました。この「課の中の誰か」は、一応、「客観的に見て、その送別される人と一番親しそうに思われる人物」ということになっていました。
わたしの場合、同じ係内の「研修生B氏」が、該当する人物だと思われていたのです。
(「研修生」については、末尾に少し解説してます)
わたしはそのB氏から花束・記念品の贈呈を受けたのですが・・・その直後、課の人が写真を撮ろうとわたしたち2人にカメラを向けている最中、彼は、わたしの肩に後ろから手を回しました。
後ほど少し詳しく書きますが、このときのわたしは「この場の空気を乱したくない」という意識が先に働いてしまって、手を振り払うこともできず、声を上げることもできませんでした。
結局、わたしの肩にB氏がしっかりと手を置いている写真が、残されました。
状況の流れとしては以上のような話となります。
このB氏の行為は「酒が入った上での、ちょっとしたノリ」・・・とは考えられません(ちょっとしたノリであっても、身体に触ってくること自体許せませんが)。
それは、これより前の時点でこんなやりとりがあったからです。
同じく送別される立場であったある職員(女性)の方が、わたしより先に花束の贈呈を受けていたのですが、贈呈者は彼女の上司(男性)でした。彼は、花束を手渡した後でカメラを向けられている間、「ここで彼女の肩に手を回したら、セクハラになっちゃうよね」とはっきり言って、女性職員の身体に触っていないことをアピールするようなポーズで、写真に写ったのです。
この上司の言動・行動は、スマートかどうかはともかく、少なくとも「セクハラをしてはいけない」ということを意識した上でのものだったと思います。B氏ももちろん、この状況を見ていたし、言葉を聞いてもいたはずです。それなのに、ある人が「セクハラになっちゃうよね」とはっきり言った行為そのものを、その数分後、彼はわたしに対して「敢えて」してきたということになります。
これをセクハラと言わずして、なんと言うのでしょうか。
わたしが肩に手を回されたときの状況としては、その場にいた人々の中から、まず、「えー?!」とか「おいおいおい」など、感嘆を表す声や、弱い制止を表す声がでました。また、B氏は既婚者でしたので、「奥さんに言うぞ・・・」などの声も聞かれました。わたしががんばって笑顔で写真に残ろうとしているを見て、「〇〇さん(わたし)の笑顔が怖い」と言っている人もいました。
しかしながら、B氏に向かってはっきりと「それはセクハラだ(だからやめろ)」と言ったり、身体を使ってB氏の行為を制止したりするといった、具体的な行動をとる人は誰もいませんでした。
わたし自身が声を上げ、手を振り払うべきだったと、ずっと考えてはいます。たぶんですが、わたしがちょっとでも抵抗したら、B氏は手を離したんじゃないかとも思います。しかしながら、この送別会の時点では、わたしは極度の精神的疲労状態にあり、そのちょっとした抵抗すら、する気になれなかったのです。「何言っても無駄」「抵抗して、それを笑われたりするのもめんどくさい」「何事もなかったようにしてしまいたい」という考えが、わたしの意識を占領してしまっていました。
こういった疲労感がベースにあり、また、まさか手を回してくるとは予想していなかったわたしは、この不意の行為に対し、きちんとした対処(声を上げるなど)ができず、写真を撮り終わるまでの間、されるがままになってしまいました。また、「最後ぐらい、笑って写真に収まりたい」という考えがありましたから(この考えは、間違ってませんよね?)、あろうことか笑顔まで作ってしまいました。
この結果、「まるで喜んで手を回されているかのような」写真が残ってしまいました。最悪です。
ただ、こちらがどのような状態にあり、どのような考えでいたにせよ、「わたしが悪いのではない、悪いのは、必要なく勝手に身体を触る方」というわたしの姿勢は変わりませんが。
(ところで、わたしの陥っていた精神的疲労状態というのは、当然ながらもんか勤務でのストレスが大きな原因となっていました。それも、わたしの勤務が終盤になるにつれ、当のB氏からより多くのストレスを受けるようになりました。つまり、周りの人も、B氏自身も勘違いしていたようですが、わたしはB氏と仲良しなどではなかったのです。このことについては、別の話として、また改めて書きたいと思います)
それでは、トドメとでも言うべき後日譚で、この話を締めます。
送別会で使用したカメラは、実はわたしの私物でした(送別される側なのに、なぜか撮影係だったのです。わたし自身が花束を貰うときだけ、別の人に代わっていただいていました)。後日B氏は、この2人で写った写真の画像データが欲しいとわたしに要求し、画像を見て、「ぼけてますねえ」と、その写真の出来に文句すらつけていました。
言うまでもなく、相手の許可なく肩に手を回すことが悪いことであるという意識は皆無のようで、それどころか、そういった写真が残せた自分を、誇りにすら感じているように見えました。謝罪はありませんし、後で彼が上司・同僚の人から咎められた様子もありませんでした。
補足 研修生とは(わたしが知っている範囲内で):
地方自治体や各地の大学などの職員の中から、文部科学省に派遣され、行政実務に携わる人々。任期は1年間というのが普通のようである。B氏の場合は、2年継続して勤務するということになっており、送別会に「送る側」として出席していた。
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